これなら毎年でもw 大腸内視鏡検査を楽に受けるための3つのコツ

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先日、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受けてきました。

大腸の内視鏡は「前処置(準備)が大変だ」と、よく言われますが、
それで“恐れおののいている”同志も多いと思うので、

  • なんとかラクで痛くない方法はないのか?
  • 麻酔(鎮静剤)を使えば本当にラクなのか?
  • 下剤を少量にするためのコツとは?
  • ラクに検査を受けられる病院はどうやって見分ける?

自分の体験をもとに、『つらくない検査を受けるコツ』を説明していきます。

やっぱり鎮静剤(麻酔)を使うと大腸カメラは痛くない

大学病院などでは、鎮静剤を”使わずに”カメラを入れていく事も多い。

実際に僕も以前、東京の某大学病院での内視鏡検査で、
「鎮静剤を使ってもらえませんか?」と申し出たが
「うちではやってないんです」と、あっさり断られた。

むしろ、「街のクリニック」の方が積極的に使ってくれている。

なぜか?

もちろん、

鎮静剤を使っったあと、しばらく横になって休んでいないといけないので、
そのスペースの確保、人員の確保が必要だからかとは思いますが・・

もうひとつ、

病院に勤務している僕が思うには、

大学病院なら、
検査をわざわざラクにしなくても患者は来てくれる(経営が成り立つ)

一方、

街のクリニック(開業医)では、
検査を苦痛にしてしまうと患者に逃げられて次回からは来てくれない。

「あそこの病院で大腸カメラやったら痛くて痛くて~」などという評判をながされ、経営に響いてしまう。

病院とお金

つまり、「評判を良くしておくため」ではないかと思うのです。

では実際に鎮静剤を使うと本当に痛くないのか?
答えは「イエス」でした。

正確には、
「痛くない」のではなく「痛みを感じなくさせている」のですが。。。

それでも、
(半分寝ている状態なのでうっすらとしか覚えていないが)、
姿勢を変える時や内視鏡でポリープを切除するとき(たぶん)は、
違和感は感じる。

感じはするが、苦痛ではないです。

事実、
僕もポリープを3つ取ったけど、
痛みは上記のような感じでラクラクでしたよ。

これなら、毎年でも受けたいくらい^ ^
(予算が無いけど)

終わった後も、痛みはゼロでした。

つらい事前準備 – 下剤をあまり飲まずに済むコツとは

内視鏡を専門で行っている医師に聞くと、下剤の量を最低限に抑えるコツとは「前日の食事は流動食のみとする事」だそうだ。

「流動食」と言っても難しくはない。

たとえば
「具の入っていない味噌汁、スープ、ゼリー」
「水やお茶」など。豆腐もOK。

要は、「固形物をとらない」という事。

まあ、正確には流動食ではないですが。。。

ただ、乳製品、アルコールはダメ!

水分はなるべく多く飲んだほうがよい。
(最低1リットル以上)

これらを、
前日の朝昼晩と満足するまで食べて飲んだので、
「お腹が空いて困った」という感覚は“はぼ無かった”し、
その結果、
下剤は指定された量の半分~3分の2で早々に前処置完了。

これまた苦痛はゼロだった。

飲み物だけで 済ませておけば、もっと早くてラクだったかも。。。

モビプレップを扱う病院で受けよう!

モビプレップいわゆる「下剤」の問題。

このサイトで何度も書いていますが、
僕は下痢症なので、下剤の使用は怖かった。

恐怖です。

しかし、
今回「モビプレップ」の使用でとてもラクに前処置が済みました

「モビプレップ」とは何か?

要は、
「検査前に腸の中をよく見えるようにするために、便などを綺麗さっぱり流してしまおう!」
という「飲む下剤」

今までは、
腸管洗浄液「ニフレック」などを使う病院が多かったが、それに変わり、2013年から使われ始めた「経口腸管洗浄剤」

自然な感覚で飲んでいける

大きな特徴は
今までの腸管洗浄液のような、
決しておいしくない液体を、2~4リットル(!)飲む苦痛から開放されたこと。

ほとんどの人が、
「検査そのものより洗浄液を飲むのがつらい 」と言っていましたが、
これが、大腸カメラの事前準備のハードルを高くしていた。

モビプレップもある程度の量は飲まないといけないけど、
味を飲みやすく工夫してあったり
(実際は「甘しょっぱいポカリスエット」のよう)

飲み方も、

今までのものより濃度が濃くしてあるので、
その分、飲む量を減らし一定量を飲んだ後に、
口をさっぱりさせるように水を飲む。

という手順になっている。

「食事の途中で口直しに水を飲む」ような感覚だから、苦痛ではない。

腹痛がない

いわゆる下痢の腹痛がない。

下痢のときの、
あの「ズ~ン」という、つらい腹痛がまったくない。

まったくないまま「ビュー」っと出てくる不思議な感覚。

むしろ
「腸内がきれいに掃除される~!」という快感(変態?)すら感じた。

これなら、
「たまに腸内の大掃除にいいな~」とマジで考えたくらい。

これはうれしい誤算だった^ ^

というわけで、

今でも「以前の腸管洗浄液」を使い続けているクリニックや病院も多いので、
事前に電話での確認をおすすめします。

まとめると

  • 麻酔薬(鎮静剤)を注射して眠っている間に検査を
  • 検査前日は水分だけを口にして下剤の量をなるべく少なく
  • 「最新の腸管洗浄液」を使用してくれる病院で受ける

電話で問い合わせればほとんどの病院で教えてくれるので、検査を検討しているならぜひ一度「複数の病院」に電話をしてみることをオススメします!

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