毎朝決まった時間に便意が来るようになった7つの方法
「痔」と「便秘」の関連性も深いので取り上げてみた。
うちの家内は便秘症である。
が、ある7つの事を実践してから、とても便通が良いのでシェア。
毎朝決まった時間に便通があり「スルスル」と出て下腹部が凹むというかスッキリするのが快感らしい。
朝、起きてから出掛けるまでの2時間をどう過ごしているのか?起きてから行っていることを順番に紹介していきたい。
※ここでは「朝」としていますが、「お昼」でも「夜」でもそのタイミングを逃さず排便が出来、習慣にしていけるならば、その人にとってそれがベストです。
1:起きがけに冷たい水をコップ2杯
これは定番の行動だが、やはり欠かせない。
冷たいミネラルウォーターを飲んで腸を目覚めさせ「胃・結腸反射」を期待する。
胃腸を気遣う人はゆっくり飲むことをおすすめ。
水分は、便をやわらかくしてくれる(実際には、一緒に食物繊維も必要)
便が固いと、肛門の粘膜が傷つけられ、痔になってしまう。
※循環器系(高血圧・心臓)の疾患がある方は、飲水制限がある場合がありますので、事前に専門医に相談してください。
2:朝をしっかり食べる
「朝抜き」や「朝食を軽く済ませる」という人も多いが、ここはしっかりといただく。
しっかりお腹に入れた方が排便が促されやすい。
3:コーヒー
これもわりと言われているけど、コーヒーで腸が刺激され排便には良い。
食後なら、胃酸の出も良くなるし排便も促されるので愛飲しているようだ。
ちなみに、それまでは朝食に紅茶だったところを、紅茶からコーヒーに変えてからおどろくほど快便になったらしい。
ホットでもアイスでもOK。
ただ、空腹時に濃いブラックコーヒーは消化器系にあまり良くない。
「胃酸過多」や「胃潰瘍」の人が飲むと胃壁が荒れてしまう等、悪い報告もあるので「飲み過ぎ」にはご注意を。
4:これが即効で効く便秘のツボ
排便をうながすツボは、「腹結(ふくけつ)」が良く効く。
このツボは便がたまるところなので押したりもんだりすると排便しやすくなる。
位置:「胸の乳頭から真っ直ぐ下ろした線」と「おへそから指1本分下の線」が交わる点
5:必殺!「のの字押し」
これは効く。
上記のツボを押してから、次に「のの字押し」に移る。
上の図のピンク色「上行結腸」⇒「横行結腸」⇒「下行結腸」の位置に沿って、時計回りで「の」を書くように指先をお肉にめり込ませるようにグッグッと押して行く。ゆっくりでOK。
左下の位置に来たら「腹結」も押す。
繰り返してると、ガスが移動したり、便意が起きたりするのが分かる。
6:排便時はやや前傾スタイルで直腸肛門角がひらく
洋式便所の場合、排便時の姿勢も重要。
直腸から肛門に移行する部分には、便が肛門へ簡単に行かないように角度がついている(直腸肛門角)
やや前傾姿勢をとることで、この直腸肛門角を拡げ、便が出やすくなるのだ。
ただ、
前かがみのふんばりは肛門に負荷がかかるので、痔の人は、(できれば)便座に座る時間は5分で済ませたいところ。
便意が来なければ、あきらめて次回の便意を待つ。
7:オリーブ油(オリーブオイル)が効く
普段の料理に使う油を「オリーブオイル」に変える。
オリーブオイルに含まれる「オレイン酸」が、腸を刺激して便意が起きるし、便に油分が含まれるので排便しやすくなる。
オリーブオイルは体に良いので、オイルだけ飲む人もいるくらいだ。
参考までに、
我が家は、白米から「玄米」に変えたが、これも良い効果があった。
玄米はスーパーで簡単に買える。
玄米の食物繊維は、白米の4倍以上。
酵素やビタミン類がバランス良く入っているので、便秘はもちろん腸の善玉菌も増やしてくれる。
普段炊くお米に「玄米」を混ぜるだけなので簡単。
ちなみに僕は「玄米70%、麦30%」のご飯を食べている。
麦もスーパーで安く買え、食物繊維やビタミン類が豊富なのでおすすめ。
実際、便をよ~く見ると玄米のツブツブが見えるので、排便しやすくなっているのであろう。
ちなみに、繊維質が多い便は軽いため便器内の水で浮き気味になる。
また、上記「まずは起きがけに水をコップ1杯」にも書いた「胃・結腸反射」は朝食後に起こりやすい。
だから、朝、排便習慣をつけるのが理想だけど、しかし、これには条件がある。
朝起きた時に、胃を空っぽにしておくこと。
空っぽのところへ急に食べ物が入ってくるから、より強い刺激となって反射が起きる。
この反射を起こすためにも、夜寝る前の食事は避けた方が良い。
また、
必ず毎日排便がないと「便秘なのでは?」と心配する人がいるけど、「快便」とは毎日ではなく1~2日に1回排便があれば、それは快便と言える。
食べたものは24~48時間後に排泄されるため、1~2日に出るのが自然なのだ。