はじめての痔の病院で恥ずかしい衝撃が!

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「痔の怖さ」を知らずにナメていたわたしは
さらさら病院へ行く気などなかった

そんなわたしの気持ちを変えたのが
「両親の言葉」だった

実家の茨城(水戸市)へ帰省した時に
父が「前立腺肥大症の手術」を
母が「いぼ痔の手術」を受けたと聞いた

(父は年齢的に仕方ないにしても)
母がもともと痔主だったとは知っていたが
まさか手術したとは!

なんでも早い方がいい

「2人そろって大変だったなー」
という私に、父は

「俺もお母さんも、早かったから大した手術じゃなく済んだ
なんでも早い方がいい」
と、言った

「なんでも早い方がいい」

なぜか、この言葉が響いた

家内も
「こじらせてからより早めに病院行ってみたら?
もしかしたら『痔』じゃなかったなんてね(笑)」

(そうか。。。オレは痔じゃないかもな♪ただの勘違いかも)

ここで、決めた

「一度、病院に行ってみよう!」と。

病院決め

決めてからは早かった

とりあえず、
自宅近くの病院(肛門科)をネットで調べ
3つほどピックアップ

この時点では、
頭のどこかに(もしかしたら・・・)ということもあったのだろう
あるていど「手術経験が豊富」で、
しかし、「手術をしない方向で治療する」というところへ行くことにした

初診

母の言葉によると
「診察は穴の開いたパンツみたいなのを履いてやったから恥ずかしくなかった」
との事だったので
そういうものかと思っていたら大違い

白衣姿の女性(看護師かどうかは不明)が
「ズボンと下着をおろしてベッドに横になってください」と。

(おろすって。。。このまま下ろしたらアソコが丸見えだけど?)

カーテンは引かれたが
言われるまま、「我がムスコ」は丸出しで
横向きにお尻を突き出す、いわゆる「シムス体位」になると
そこでやっと「タオル1枚だけ」ホロッと掛けられた

どうやら「穴あきパンツ」は、無いらしい

毛だらけのアソコを見られるのは恥ずかしいが
もはやどうしようもない

恥ずかしいやら怖いやら、複雑な心境だった

あぁ~あ~

「じゃ、診ていくよ」の言葉とともに
何か冷たいものがグッと入ってきた

「オウ!っつう」(敏感な所に急にグッと入ってくるのでびっくりする)

「直腸鏡」というカメラみたなもので、穴の中を見るのだ

「これ見て」

足元の液晶モニターを見るよう促される

「あぁ~あ~、こんなにただれちゃってるよ」

(た、ただれてる?)

「ここが腫れて”ただれてる”でしょ。これがイボ。いぼ痔だね
良くないな~ コレ」

。。。想像してほしい

自分の恥ずかしいところを見られながら
「あぁ~あ~、こんなになっちゃって」的な事を言われるところを。

恥ずかしいやら情けないやら。。。ショックでもあり。。。

(痔なのか。。。やっぱり ハァ~)

「薬出すけど、これでよくならなきゃ手術だね」

(えぇ!手術って。。。ずいぶん、サラっと言ったね~あんた)

心のどこかで
「イヤ~これは痔じゃないよ」
「そーなんですかー アハハハ」

的な会話を期待していたのだが
それどころか「手術もあり得る」と。

ガクッ。。。。ってか、ショック!
手術なんて、心の準備もできてないし

「手術だね」と、”かる~く”言われた瞬間
頭の中の思考能力が低下していくのが分かった

「何を・・・聞けばいいか?」
「どう決断すればいいか?」

頭がまわらない状態

「手術?オレが・・・?」

イヤ、世の中には、命にかかわる告知や
手術の方もいるので
「たかが痔で。。。」と言われそうだが
そこはご勘弁願いたい

「痔を手術」と言われた方なら分かるだろう

ちなみに、わたしは
病院に勤めていると言っても「肛門科」ではないので
おしりの事はまったくの専門外

その日は、電車だったのだが
駅までどう歩いたのか記憶がない
(こんなに気が小っちゃかったのか)

それだけショックだったのだろ~な~

自分が「痔」だったとは。。。
しかも「手術」かもしれないとは。。。。

決して立派とは言えない、我がムスコを女性にみられてしまったショックなど
もう、どこかへ吹き飛んでいた

今日の金額は?

病院

初診料

処方せん料

直腸鏡、キシロカインゼリー
———————-
計 ¥1,920

薬局

強力ポステリザン軟膏(2週間分)
———————-
計 ¥760

上記2つの合計 ¥ 2,680

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